速報 still river systems社の超小型陽子加速器が10テスラの超高磁場を達成したと
きょう、プレス発表があったという。
あすからフロリダのジャクソンビルで開催される荷電粒子線治療会議PTCOG47の
同社がスポンサーをするレセプションに先だって発表されたと
会場でブースの設置の準備をしている
Still river systemsの社員に聞いた話だ。
このシステムは治療室はひとつだが、超小型で、完成すれば
いままでの陽子線加速器はふっとんでしまうかもしれないインパクトがある。
満を持しての発表だ。

この加速器は長い間うわさが先行し謎に包まれたアメリカの秘密兵器だ。
普通の常伝導コイルをつかった電磁石の磁場強度は1.5Tが上限なので
その7倍に近い磁場の強さだ。
いまバリアン社があつかっている
アクセル社の超伝導サイクロトロンはこの半分の磁場の強さのはずだ。

ビームはまだ加速していないようだが、時間の問題だろう。

今晩のレセプションはStill river systems
が主催なのでまえからこの日に合わせて劇的な発表をしようと
作戦を練っていたのだろう。

ちなみに日立/MDACCで
今朝がた、陽子ビームのスポットスキャニングがうまくいったとの
アル スミスの発表がかすんでしまなわいか?