人生に関する疑問はだいたいが高校から大学に入学して心が解放されるころ気になってくる。
そこで先達のさまざまな著作に接したりしてそれまでの人生がいったい何であったのかかと
空虚になってきたり、此れを昇華して、夢中になれるものをみつけたりすることもでてくる。

これが職業になり、結婚し、しばらくのあいだ、仕事を中心とした生活になり、
そして、60歳前後になると、また立ち止まって考えるチャンスができる。
これが、高級官僚や、地位の高い研究者などの場合はその時間も少なく、また、天下り先を
点々と渡り歩く忙しさにまぎれることもあるだろう。
あるいは国会議員や創立者などは、欲望が強いから、これが
前進して生きる力を与えてくれる。

そうでない大多数の人々は、考える時間ができる。

心は年老いないのに体の老いが進んで行く事が20代と大きくことなる。
実際、友人はばたばたと急速に倒れている様相に思えてくる。
ハシゴからおちて怪我をして寝込んだら、体中の他の部分が一挙に反乱をおこし。
廊下にむかっていった同級生の例もある。

体の老いは自分の意志的な努力で体勢を立て直す事もできる場合がある。
さてわたしはどうするか。