ウプサラ大学のジークバーン教授は親子2代にわたってノーベル物理学書をもらっている。
このおじいさんはもう90歳くらいではないかと思うががんこじいさんではあるが
好奇心旺盛で、若い人、だれでも彼よりわかいが、わかい人の論文のも目をとおしている。
その若いひとのなかの論文にわたしのものがひとつひっかかかったことがあり、
直筆で印章いりの激励の手紙をもらったことがある。
なんどか手紙のやりとりのあと、ウプサラ大学にご招待をうけた。
いってみれば個人版ノーベル賞だ。
というのはノーベル賞選考委員会の重鎮だからだ。
実はジークバーン教授の息子がまたウプサラ大学の物理の教授なのだ。
で、この3代目がまだ
ノーベル賞を受けていないのだということを
ジークバーン教授の秘書からきいた。
3代目も楽じゃない。