生物で放射線の効果をつかって研究されているみなさんは
頻繁に
in vitro
とか
in vivo
とかを口にされる。
実験がおこなわれたのは
試験管なのか生体なのか?
というわけだ。

幕張の学会で年配の学者が
試験管で行われたがんの発生が
人体のがんの発生と対応しているのかと
いう質問あるいは問題提起をされていた。

いまだ決着がついていないのだという。
その理由は生体では
さまざまな防御機構が
はたらいているため、これを
試験管で模擬できないのだという。

それはそうだ。
それが現実だ。