国内の粒子線治療施設は
おそらくいずれも夏と冬にそれぞれ1ヶ月程度のロングシャットダウンを
行う。
そのあいだがん患者の治療がストップしてしまう。
このロングシャットダウンは
粒子線治療施設以前からあった。
高エネルー加速器機構のような
物理の実験装置でもロングシャットダウンを行っていた。

逆にそのおかげかどうか
千葉の放医研のシャットダウン以外の通常運転の故障率は
優れて低く、加速器とうの装置に故障による患者の治療への支障はほどんどない。

外国と比べてみると
陽子線でもっとも歴史の深い、
ロマリンダ陽子線治療センターはロングシャットダウンを行わない。
その代わりに毎日治療をしない夜間に装置の点検を行う!
それで故障率はどうかというとこれが結構高い。
前立腺の治療のばあい、ひとりの患者の治療回数は36回くらいだが
このあいだ、2回くらい、装置の故障で照射が延期になることがあると患者から
きいたことがある。
装置の利用効率で考えれば後者のほうが高いことになる。