トモセラピーはX線(フォトン)でもっとも成功している最先端放射線がん治療装置だが
これが つい最近リバモア研究所で開発された
誘電体壁ライナック(dielectric wall linac) の技術に目をつけ
この分野にはいりこむことになった。

誘電体壁ライナックはインダクションライナックの亜種で
高電界をだせることがつい最近実証されたものだ。

1メートルあたり100MeV 以上の加速子効率をねらっており
治療に必要なエネルギーの250MeVもたった
2.
5 m の長さでよいことになる。

この夏の ASTRO (アメリカの放射線治療の学会)でも
この誘電体壁ライナックと
10T超伝導シンクロサイクロトロンが発表されることになっていた。

陽子線治療がいま世界的にのびてきているが
いっそうの拍車がかかるだろう。