加速器の会議のばあい
ポスターセッションや企業の展示で
思いもかけずよいものに出会うことが少なくない。
今回もアルバカーキで何人かそのようなものに出会った。

企業ではAdvanced magnet Lab(www.magnetlab.com)
という会社が超伝導コイルをG10をつかわずに多層で
小さい巻き半径で自由自在にまいていた実物を
展示していた。

またビーム輸送ラインで負の分散関数と組み合わせることで
極小のアルファ(トゥイスパラメター)を実現して、運動量の
影響を最小におさえるような光学系を実現していた。
これは私が大昔にシンクロトロンリングで実現したアイデアだ。
モチベーションがわり、適用がことなれば
あたらしい発明になりうるよい実例だ。

わたしの大好きな会社
ビームインストラメンテーションの
べルゴッツさんも
新製品をいくつもだしていた。
フランジに組み込んだCTやイーサネットと組み合わせたCTだ。
(CT:current transformer)
この会社の社長は人とはなすのが大好きでいつみてもだれかと
ハナシこんでいる。
ベルゴッツさんはまた加速器の測定器に関するすぐれた研究に
賞をあたえている。ノーベルのような立派なひとだ。


逆に誘電体ライナックなどいま話題のトピックなど
プレゼンを聞くチャンスを逃してしまったものもある。

わたしにとっては今日が初日だが、午後の一部は睡魔におそわれて
爆睡だった。時計がくるっているのかとおもったが、単にジェットラグにすぎなかったよーだ。
べるごっつ1
写真にむかってひだりから2番目がべルゴッツさん。