
重粒子線の特徴はブラッグピークに加えて
生物細胞に対しての殺傷能力が格別強いことだ。
これをRBEが高いという。
上の図は陽子、炭素イオン、ネオンイオンのRBEを示す。
このRBEは粒子のエネルギーによって異なり、あるところで
ピークをもつ。
体に照射されてイオンはエネルギーを失っていくがその
単位長さあたりに相手にあたえる量をLETとよび
RBEとLETの関係を表したのがこの図なのだ。
照射されたイオンのLETは変化するので幅がありこれを
横軸方向の線の長さで示している。
炭素イオンはこの曲線のピークにうまくかぶさっているが
陽子はピークからはずれている。
ネオンイオンも結構いいところをいっているが
炭素には負けている。