放射線(X銭)や粒子線の強さは
放射線のエネルギーが与えられたときの

吸収線量
だという。

で、線量って?


http://www.remnet.jp/lecture/words2003/03104.html
によれば
線量(dose):
 人体などが受けた放射線の量を表す一般的な名称。物理的な尺度としては、単位質量あたりの物質が放射線から受け取ったエネルギー量で表す吸収線量を用いる。単位はGy(グレイ)である。また、生物影響の尺度としては、放射線の種類とエネルギーによる生物影響の違いを考慮した各組織・臓器の等価線量、さらに人体の臓器・組織ごとの放射線感受性の違いを加味した実効線量が使われる。等価線量、実効線量ともに単位はSv(シーベルト)で表される。


これでは定義になっていなーい。
線量の定義をしりたいのに なんとかの線量だと言っている。
でだしなんかから変だぞ。

しかたがないから
線量とは(生物ではない)物質が放射線から受け取ったエネルギーだと定義しよう。
この単位をメートル法単位でGyという。 電離の強さで放射線の単位を表現したこともあったが
いまはやめている。

ところが
一般に生物では放射線の種類によって
影響の程度が異なる。
生物のなかでも異なるし、がん細胞の中でも異なるのだから複雑だ。
がんの放射線治療や粒子線治療で線量を決めるときにはこの
生物あるいはがんの種類、はては個人の感受性を
考慮して決めることが理想である。

”生物影響の違いを考慮した各組織・臓器の等価線量、さらに人体の臓器・組織ごとの放射線感受性の違いを加味した”
放射線量の単位を
Sv(シーベルト)
と呼んでいる。

だからほんとうは
がんの放射線治療では
その線量をいうときには
Sv(シーベルト)
を使うべきなのだが
そうはないっていない。
これがおかしなところだ。

その中間のGrey equivalent
などといって炭素イオンと陽子線の違いを
いったりしていることが多い。

ちなみに
放射線防護という立場からは
Sv(シーベルト)

の単位を使っているようだ。
規制をする側は
命令をすればいいので
ラクだからそうしているのかなー?