最先端装置では
一個の電子、
一個の陽子、
一個の炭素イオンを
小さい標的、たとえば、細胞はDNAに衝突させてその効果をみたり
あるいは真空のなかで
一個の粒子を観測できるようになってきている。
一個の粒子は量子的な効果を表し
量子的効果自身は
日常の感覚や理解をこえているので
注意深くしていればなにかおもしろい現象に
でくわすかもしれない。
この点で
時間はどこで生まれるか・橋本淳一郎・集英社文庫は
近年まれにみるすぐれた書だ。
橋本によれば
”粒子の位置と速度は
粒子を観測していないときは
粒子は実在しない。”
と断ずる。
ここでいう観測とは粒子が
大集団の物質と相互作用することだとする。
位置や速度の実在性がなくなれば
時間の実在性も
なくなる。
と断じていく。
その議論は180ページに及ぶので
原著を読まれて
知的エンタテインメントを
味わっていただきたい。
一個の電子、
一個の陽子、
一個の炭素イオンを
小さい標的、たとえば、細胞はDNAに衝突させてその効果をみたり
あるいは真空のなかで
一個の粒子を観測できるようになってきている。
一個の粒子は量子的な効果を表し
量子的効果自身は
日常の感覚や理解をこえているので
注意深くしていればなにかおもしろい現象に
でくわすかもしれない。
この点で
時間はどこで生まれるか・橋本淳一郎・集英社文庫は
近年まれにみるすぐれた書だ。
橋本によれば
”粒子の位置と速度は
粒子を観測していないときは
粒子は実在しない。”
と断ずる。
ここでいう観測とは粒子が
大集団の物質と相互作用することだとする。
位置や速度の実在性がなくなれば
時間の実在性も
なくなる。
と断じていく。
その議論は180ページに及ぶので
原著を読まれて
知的エンタテインメントを
味わっていただきたい。