粒子線治療の治療費はさまざまです。

日本国内では
放医研の炭素線治療が一番高価で314万円です。これは高度先進医療といって、
最先端の重粒子線での治療部分での価格です。炭素イオンの治療に付随した
コストは別途、高度先進医療として保険でカバーされる部分もあるようです。

兵庫県立粒子線医療センターでも炭素イオンでの治療は可能ですがエネルギーが低いので
前立腺などは深いところにあるがんは炭素線の治療でできません。またこの病院の医師は
放医研とことなり特に炭素線での治療を進めていないようです。
兵庫県では治療費はエネルギーの低い炭素イオンと陽子線での差はなくいずれも288.3万円です。

つぎに
国立がんセンター東病院では陽子線の治療で兵庫県と同じく288.3万円です。

静岡県立静岡がんセンターは280万円が上限だと言う独自の決め方をしています。

ちなみに筑波大学陽子線医学利用研究センターと
若狭湾エネルギー研究センターは無料です。

ちなみに中国での民間の病院での陽子線の治療は200万円です。

アメリカではロマリンダ大学陽子線治療センターが前立腺の場合で
約700万円だそうです。アメリカの場合は分割照射のときの照射あたりいくらという
価格の設定をしていて日本と異なります。