重粒子線は
きれがよく(体内で散乱しない)、
殺傷力が強いので
腫瘍に正確にあてることが肝心だ。

ところが人体をあつかうとなると簡単ではない。
臓器は常に形態の変化している。

動く。
形が変わる。

人体は外面だけでなく内部も
仰向けになっているときが
位置も形態も安定しているようなのだ。
寝ている状態でも
人間は傾けたり、
うつ伏せになったりすると
狙い撃ちすべき
位置や形態安定になるという。