12月7日、8日と(数理)モデルが拓く放射線防護研究のあらたな研究としょうして
シンポジウムがおこなわれている。
モデルが拓くというのはもったいぶった表現で
そんなのは当たり前のことにみえるが
(すべての科学の基本的手法だから)
どんなことを議論しているのかと思って覘いてみた。
すると
”発ガンモデルへの進化生物学的アプローチ”という題名で
九州大学大学院の厳佐さんが
連立微分方程式をつかったモデル面白いことをやっていた。

一例として
慢性骨髄性白血病(CML)の特効薬イマチニブの投薬後の
白血病細胞の減少、投薬停止後の急上昇、薬剤耐性による病気のぶり返しなどが
シュミュレーションで説明していた。

会場にいた老大家にはそれは
数学屋のお遊びだと
揶揄されていたが、
わたしには
新鮮でエキサイテイングな新分野に見えた。