イタリアはアマルデイ教授の努力により
ミラノの南のパビアに
炭素線がん治療装置を建設中だ。
日本の方針とちがってイタリアは
フォトン(X線)、陽子線、炭素線をつかいわけようということらしい。
(日本の場合は意見が一致していない。陽子線で治療しているひとたちは陽子がよいと考えていて、炭素イオンで治療しているひとたちは炭素イオンがいいと考えている。)
つまり
フォトン(X線)でもなおるというものはフォトン。
陽子線で治療すべき部位。
陽子線のほうがフォトンよりこのましいと思われる部位には陽子線。
さらにさらに
炭素線でないと直らないと判断されつ放射線抵抗性のがんには炭素線を
といった具合だ。
イタリアの人口は5700万人で日本の半分弱だ。
この人口数はドイツの6200万人、イギリスの5700万人より少なく、
ほぼフランス(5600万人)と同じだ。
イタリアのX線で治療している患者は毎年2万人。
このうち
200人(1%)は陽子で治療すべき。
2500人(13%)は陽子が好ましい。
600人(3%)は炭素イオンで治療すべき。
と考えている。