レーザーで生成した陽子をがんの治療につくろうという
計画はアメリカや日本だけではないことがわかった。

ドイツの
Friedrich-Schiller-Universität Jena
Institut für Optik und Quantenelektronikの
の Dr. H. Schwoerer
がプロジェクトリーダーだ。

Laser-plasma acceleration of quasi-monoenergetic protons from microstructured targets
Nature Letters to Editor (26 Jan 2006)
が画期的な論文。
エネルギーはたかだか1.2MeV だがビームの質がよい。
この成果をもとに2年くらいで
petawatt laser の POLARIS にアップグレードする。

陽子の最大エネルギーEmaxはこのとき

Emaz= 230(MeV) SquareRoot(P(PW))

とペタワットのパワーがでれば
深部がんまでのエネルギーは発生するはずである。
ただしこれくらい高くなると
一秒間にファイアーする数が毎秒10発から(10テラワット)
10秒に一発(1ペタワット)に減ってしまうが。
Fox Chase Cancer Center(Charlie Ma) や関西光科学研究所(田島俊樹)らは後塵をはいする可能性が高い。