X線、粒子線を照射するときがんのまわりのもあるマージンを
とって照射している。
フォトン(X線)ではどれくらいのマージンをとっているのだろうか?

目安として
GTV,
CTV,
PTV

という言葉がある。

がんの種類(組織型とよぶ)によってその量はことなり

1)骨腫瘍(Bone sarcomas)では

まず造影CTで認められ腫瘍本体の基準となるべき部分を
GTVとよび、
全方向に3~5cmのマージンをとったものを初回照射野のCTVとしている。
 追加照射時は 遠慮してか、1-3cmとマージンをさげている。

2)軟部腫瘍でかつ悪精度が高いと
10cmもマージンをとる!
 これではたまらない。早期発見がのぞまれるわけだ。
  手術でもこんなことがおこなわれているのかも。..
  なにしろ四肢をきりとってしまうこともまれでなないようだから!
  
  悪性度がさがればマージンは5cmという。
それでも大きいではないか!
臓器の動きよりも大きいので、これでは臓器の動きを問題とする必要はない。 
  しかし、IMRTの技術の進歩で、マージンは小さくなって来ているはずだ

 驚いたことにさらにマージンを上乗せしている。
 呼吸による変動幅をCTVに追加しているのだ。

  まだまだある、固定精度もマージンに付け加えているのだ!

 それがPTVだ。

 これは最先端治療と呼べない!