IMRT がX線の治療のなかでも成績が良い理由は
おそらく、形状にあった正確な照射ができることの
メリットを
正常部や照射してはいけない部位の線量を一定にしたまま
腫瘍により多くの線量を照射できるからではないか。

Fox Chase Cancer Center(FCCC), PhiladelphiaのMa 博士らはより
ターゲット精度の高い質のよい照射で前立腺がんや
肺がんでよい成績をあげている。

その成績は:
形状にあわせたconformal protocolにより65 to 70 Gyを75Gy に
そして5年生存率を44%から75%にアップ(intermediate-risk tumors)
14%から29%に(high-risk disease)
を実現している。

特に前立腺というものは
食事や水の摂取で
前立腺は骨盤に対して5-7mm動く。

これを
前立腺の舞いと呼ぶ。
"We call it prostate dancing.“(
Ma 博士

FCCC で採用している動き対策は
腫瘍の位置の確定には腹腔の超音波画像かまたはSiemens PRIMATOM CTを使用だ。
その精度は3mmという。

またMultileaf collimatorで上限30Gy くらいまでの線量を調整可能である。

さらに肺がんでは重粒子治療にせまる
驚異的な結果をだしている。(つづく)