1)
男性は加齢とともに前立腺がんの割合が増加していく。

2)
前立腺がんはX線、陽子線、重粒子線のいずれの治療法も
あるが
重粒子線の特徴は治療後の”コンプリケーション”
つまり副作用や転移、再発がすくないことが知られている。

そこまで考えればやはり重粒子治療を選びたい。

3)
重粒子の生物効果比(
RBE );
深い腫瘍では重粒子が到達するまでの途中の
正常細胞ではRBE が1
深い腫瘍では
RBE が3

これが
X線、陽子線よりも重粒子がすぐれている根拠の
重要な理由のひとつだ。

注)RBE relative biological effect
細胞への照射効果をX線、陽子線を基準にしたもの。
たとえば
RBE が3は同じ物理線量でも細胞に
対しては重粒子は陽子線の3倍の効果がある。