
最先端放射線治療の進歩はめざましい。
とくにライナック(線形加速器)による
X線治療装置は競争が激しい。
上のイメージはロッキーのトモセラピーのもの。
左は頭剄部、舌ガンの末期(四期)のもの。オレンジ色が
原発、青は転移した節でオレンジと青に強い線量を与えたい。
黄色部は微小がんの転移の可能性があり、原発ほどでは
ないが一定量の線量を照射する部分。白に囲まれた
灰色の部分は脊髄部で脊柱のなかにあり、
線量は最小にしたい部分。
左右のマゼンタ色の部分は耳下線でこれも最小の
線量に抑えたい。原発の腫瘍部の左側の暗い部分は
気道の空気をあらわしている。
以上を総合的に勘案して Inverse Planning の結果を
右のイメージの線量分布をあらわす。
等高線で以上の要求が十分にみたされていることがわかる。
トモセラピーではサイバーナイフのように
動体追跡を行っていて、動く追跡に対応し、
治療の患者は苦しみが少ない。
参考文献)
TOMOTHERAPY: A "REVOLUTION" IN RADIATION THERAPY
Jake Van Dyk1, Tomas Kron2, Glenn Bauman3, Jerry J. Battista4