

重粒子線の特徴のひとつは
ブラッグピークの切れ味がセールスポイントだが
ドイツがんセンターのブラッグピークの詳細な
検討図の上の図をみると、おやとおもってしまう。
この一番目の図ではフラグメンテーションという入射重粒子と
標的のがんの重粒子があたるとそれぞれこわれてしまう
現象を考慮するとかなりブラッグピークのイメージ
(2番目のグラフ)を
修正しないといけないのではないかと思ってしまう。
これは計算だが本当とすると
正常臓器(OAR)の保護には十分すぎる検討が必要。
http://www.dkfz.de/en/medphys/heavy_ion_therapy/physical_modeling.html
重粒子線の啓蒙のときにも
このようなフラグメンテーションがあっても
なおかつ他の方法とくらべて良いといった
説明が必ず必要だ。
このことは何年かまえにたしかカナダのグループからも指摘されていた。