国内の重粒子線施設の第3号は群馬大学だ。
これは第4号以降につぎつぎとできる施設のモデルとしたいという。
上の図がその鳥瞰図切り取り図だ。
駐車場の敷地に作る予定で向こう側に樹木がみえるがそこが
境界ですぐ向こうに住宅地がある。
加速器の炭素イオンのエネルギーは400MeV/核子で
HIMAC の約1/2という。
逆に兵庫県立粒子線医療センターでの炭素イオンのエネルギーは
320MeV/核子で中途半端なエネルギーという噂だ。
そのせいかどうかわからないが、兵庫では炭素イオンの治療例が
少ない。
この装置の特徴は入射器ライナックが短いことだ。。
すでに同様の入射器ライナックはGSI で先行して
開発され、現在、ハイデルベルグ大学で据え付け中だ。
また研究所からのスピンオフの会社ではさらに効率の
よいライナックを開発、ビームも加速されたという。
ライナックの進歩は著しいようだ。
これらのいずれにも共通の考え方は
IH ライナッック構造だといわれている。
(1)PAC91 U.Ratzinger, "The IH structure and its capability to accelerate
high current beams".
(2)LINAC 2004, K.Yamamoto et.al. "The acceleration test of the APF-IH
linac.