腫瘍といえども酸素がないと生きていけないだろう。
腫瘍中に入り込んだ血管はその近傍では酸素も供給さえるが、離れると
酸素が欠乏して、腫瘍もネクローシスの状態になる。
さて血管から供給される酸素はどれくらいの距離なのだろうか?

図をごらんいただきたい。
がん細胞拡大

上の中空の筒は顕官で手前が動脈の端っこ、向こう側は静脈の端っこ。
(このふたつがこんなふうに繋がってるのだろうか?)
中央の矢印はその太さが酸素の濃度を示す。
血管にちあきところでは酸素のおおく離れると少ない。
その距離は動脈側では70ミクロン、静脈側ではこれより短い。
細胞質が黒くなっているのは無酸素細胞、白でおおきい細胞が低酸素細胞、
小さい白い細胞が普通の状態の酸素の細胞である。

この低酸素細胞の層(2層くらい)が鍵を握る、
この酸素濃度は生命を維持できる量はある。
またこの濃度レベルは
X線の照射から身をまもることも可能である。

つまりこの層のおかげで放射線抵抗性ができる。