PETで前立腺がんをみる

FDG というフッ素を含む放射性薬剤では
・胃の粘膜をはうように進行するガン。
・胃ガン、
・肝臓ガンでは見つけにくい部分がある。
・大腸ガン
・前立腺ガンは見つかりにくい。
・肺ガンと肺炎の区別がわかりにくい
・１ｃｍ未満のがんは苦手。
であった。
（ずいぶん見えない項目が増えましたね）

しかし、

スペインのナバラ大学の研究グループはＰＥＴによる画像診断に、『11Cコリン』という試薬を使うことで、
前立腺ガンの再発を早期に発見できることを確認。
前立腺ガンの診断マーカーとして一般的な『ＰＳＡ』の血中濃度が低い患者に、
この「11Cコリン」試薬を注射し、ＰＥＴで観察すると、「ＦＤＧ」試薬の３倍近い確率で再発を発見できる。

という。
普通の炭素は１２Cだが11Cは中性子の数が１個だけことなる。
また炭素は人体にはなじみやすく毒性がすくないといわれている。