GSI ドイツの重イオン研究所では
http://www.gsi.de/
QA(Quality Assurance) として
In-Beam PET
といくのを
7年前くらいから開発している。
これは
炭素イオンが腫瘍にあたるときに 核破砕(フラグメンテーション)とよばれる
現象も同時に起こりこのとき何種類かの放射性同位元素(アイソトープ)が
生成されるのに着眼して、
その11C からの陽電子の発生した位置を対消滅のγ線で検出する。

一般の方には上の説明だけでもわかりにくいことと思う。
えー、そんなこと聞いていなかったよと思われる向きがあるだろう。

腫瘍に炭素イオンがあたるだけではなかったの?
そんなものができたら、害はない? あるいは、それで治療ができない? 等等

これって陽子線でも似たようなことが起きます。

いずれにしても
炭素イオンを腫瘍にあてたときに
あてたところから、ガンマ線(光といっても肉眼ではみえないので、ガンマ線が光?
という向きもあるでしょうが、それではX線は?
X線も光ってよぶときもあるんです)

そのγ線の位置をたくさん測定して画像化したものが
PET(Positron Emission tomography) です。

つまり がんがまだ残っていても 増殖する機能がなければ
移らないんで、
PET写真では
がん細胞の生き死にがわかるんです。

で表題にもどって、In-Beam PET
というのがビームでできた光をPET 写真でとれるってわけです。

目的は
当てたいところにちゃんとあたっていたかどうかの
確認ができるので
QA
がよくなる、どうだ
えらいだろう
というものかも。
あとで
写真をお見せします。

今回は専門がらくた用語が一杯でした。