中性子は陽子と兄弟だ。
違いは電荷があるかないかだけだ。
いわば、男女の双子のようだ。

それでどちらも核子とも呼び区別しない場合もある。
重さがほんの少し違うがそれ以外は双子のようににている。
この少しだけの重さの違いが神か悪魔の配剤で
核分裂での原子爆弾の大エネルギー放出はこのおかげだ。

中性子による治療は2種類ある。
高エネルギー中性子を全体に照射する方法を
低エネルギー中性子をがんの標的に吸収させる方法だ。こっちはBNCT治療法と呼ばれている。
がんをB(ホウ素)で標識してこれに中性子がくっつきやすい性質を利用する。

いずれの場合にも副作用が問題であることを指摘する非専門家もおおいが
治療成績も高エネルギー中性子では集積しつつある。
副作用があるということは
逆にいうと転移の可能性がより少ない。
緩和治療によいなどということもできる。
どんな治療法も
考え方により、相補的な治療になりうるのだ。

高エネルギー中性子の国際会議はエッセンで
BNCTの国際会議は四国で
この夏開催される。