いつもむつかしい文章ばっかりで頭の痛い方へ:
今回は
イメージでわかりやすく。
理想的な放射線…粒子線治療法は腫瘍の幹部のみに
正確に照射することといえます。
重粒子はブラッグピークの性質のほかに
体のなかにはいってもビームが広がらない性質があるので
照射が正確です。
一方、X線(光子)でも、最先端の治療法のひとつの
IMRT(光子強度変調法)も照射方向を変えて
腫瘍部の形にそった、正確な照射法を誇っています。
幸い、コンピューターの発達した現在では
腫瘍のまわりにどのように正確に照射できるかを
画像で表現できるのです。
その一例が上の
画像です。
これは脳腫瘍のケースで
左側が重粒子、右側がIMRTによる
腫瘍の周りの線量の様子を表します。
どちらに軍配があがるか
一目瞭然ですね。