この間アメリカの病院の放射線科の研究室をおとずれたら、解剖図ポスターが何枚かはってあった。前立腺の解剖図ポスターなどには、ことこまかく前立腺や、尿道や、その周囲の図やそれらの名前がこと細かく記入されてた。こういうのを研究室においていつも目にしていると、照射計画を考えるときに役に立つに違いない。照射計画でわれわれが目にするのはCT断面図が多く、実際の臓器とは異なるので、3Dの照射計画をするときに好ましくないのではないかと思う。3D情報はコンピューターにまかせてしまって、放射線医師は断面図だけで判断するようになってしまうおそれがある。というわけで、解剖図ポスターを部屋にはっておくのはいいことなのかなと思う。実はこの研究室ではもっと、進んだ技術を開発していた。その話は次回に。
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