医療費のことをのぞけば、医療ではアメリカが先に進んでるので厭になってしまうが、この
”痛みの10年”もその例だ。3月26日、日本経済新聞、サイエンスのページによれば、アメリカでは2001年から”痛みの10年”と呼ぶ、政府の大型のプロジェクトがはじまったという。これはそのまえの”脳の10年”につづく事業だという。痛みを経済効果ではかるのは厭な話だが  人々の痛みが原因で仕事や勉強に手がつかなくなる社会での経済効果損失が年間10兆円という。経済効果のために、痛みをなくすのではなく、人々の人生の質をたかめるために、”痛みの10年”を掲げるべきだ。あるいは”除痛の10年”とか”QOL緩和医療10年”などのほうがいいかもしれない。