粒子線によるがんの治療にはいまのところ炭素イオンがよいといわれているが、CERNでは反陽子によるガン治療の基礎実験を行っている。細胞に対する致死効果はRBE(生物効果比)といわれ、光子(X線)を1としたときに陽子が1.1、炭素線が3(spread out Bragg peak, SOBP拡大プラッグピーク)といわれているが、CERNの研究によれば、10であるという。これがSOBPならどうかというのは調査がいるが。
このアイデアで会社をおこした人がいるそうな。なんと磁気瓶に反陽子をつめこみセルンからアメリカにもっていくデモをしてのけたそうな。さすがアメリカ人のしんしゅのきしょう。