しつこいようだが、これはまだ私がうら若き

OLの頃のこと。

 

独身で家から通うお気楽同期ばっかりで、

しかも当時は半ドンという今ではちょっと

考えられないような勤務体制だったため、

どうしても土曜は昼からぶらつく事になる。

 

仲間内では、紅茶ならココ!っていうお店が、

本町は中央通り沿いの「中島紅茶店」。

アイスもホットも、とにかく紅茶が美味しい。

そしてレアチーズケーキが美味しい。

 

大通り沿いでビルだらけの中に、そこだけ

木造の小屋っぽい、そのアンバランスさも

好きでよく行った。

記憶に残っているのが、真夏で暑い中、

お店に行ったらなぜかドア全開で、

テーブルには団扇がセットされており、

エアコンがなかった。

暑いのでアイスの紅茶しか頼めず、

店主も客に出すもの出したら自分はとっとと

店外に出て涼むという…(笑)

 

エアコン壊れたの?と尋ねたら、

体調を崩したせいでエアコン使えないと。

その状態でもお客は団扇であおぎつつ

紅茶を楽しんでたっけ。

 

ここはもう、全然データも残ってない。

 

紅茶の美味しいお店はもうひとつ、

堺筋本町、いわゆる船場の「アンドール」。

ポットで淹れた紅茶に保温のための帽子を

被せて提供してくれるお店は当時初めてで、

時間にかなり余裕のある時は行っていた。

というのも、若干サービスに時間がかかった

から。しょうがないけどね。

すごく丁寧な店員さん?店主さん?かがいて、

いっつも口癖が、

「夜来て下さればいいのにぃ~」と

すこし女性っぽくおっしゃる。男性ね。

ああ今こういうの言うとジェンダーなんとかって

煩いのに文句言われるんだっけ。面倒だな。

 

つまりはお食事の方も自信があるってこと。

残念ながら夜まで本町にいたことなんて

残業の後の夜鳴きラーメンの屋台でしかない。

 

ここも調べてみたら、2016年に閉店したらしい。

33年の歴史に幕を閉じたと。

 

懐かしいお店のその後を辿ると、

その当時の自分もそこそこ楽しくやってたなと

思い出すこともいっぱい。

そのお店で一緒にお茶してた同期もまだ

交流あるし。あるけどなんか皆それぞれ

当時のお気楽さは誰にもなくて、あの頃って

そういう意味でも記憶の中では

『光る額縁』に入ってるのかもなあ、なんて

ガラにもなく「おセンチ」になってる(笑)

おセンチ、って死語ですかい?

おっとそういや今日は「不適切にもほどがある!」

の日だ。リアタイしないと。

 

因みにブログはだいたい、真夜中の予約投稿でっす。