大阪のI市で、いかに国からの補助金をせしめるか、
いかに利権をむさぼるか、という事しか考えてない
会社の社長を知っている。
特に同〇利権は美味しいらしく、恩恵を受ける為に
税理士は特級のを抱え、高額な月額報酬を払っている。
彼らを雇っているから国税が来ないんだ、みたいな
事を豪語していた記憶がある。
まるでドラマ「ゼイチョー」だよな。
人あたりはいいんだが、独特の悪辣な人相でらっしゃる。
人相で人は測れない?いやいや、ある程度はわかる。
そしてそんなI市や、隣のS市を含め、大阪ではここ数年
放課後等デイサービスの施設が乱立している。
最初どういう施設なのかと思ったが、大雑把に言うと
学童保育の障害者特化型と考えたらいいのかな。
恐らく大阪だけでなく、全国でも同じだろうか。
どうしてこんなに雨後の筍のごとく増えるんだろう。
障害者の人数は、そんなに倍々で増えている訳でも
なかろうに。
と思ったら、どうやら公金チューチュー組にとっては
新しい儲かるビジネスモデルの一つだったようだ。
負担金は国が9割。利益率が15%~30%。
お商売やってる人なら、この数字は美味しい
仕事だとわかる。
とはいえ、顧客(障害者)を沢山呼び込んでこその利益。
だいたい5施設経営すれば年収1000万越えは軽いか。
現時点では。
ただ問題なのは、経営者にとってはただのお店でも、
働く人は保育士さんだし、顧客は障害のある子。
上との温度差もすごいんじゃないかと思う。
求人も思うようにならず、来るもの拒まずだと、
当然雇う人間の質も落ちてくるから事件が後を絶たない。
あと、保護者との取り決めも曖昧で杜撰。
普通のフランチャイズとは違う。
安易なマニュアルでは通用しないと思うのだが、
ネット上では
「放課後デイで儲けるためのセミナー」みたいなのが
乱立していて、まるで美味しいビジネスモデル扱い。
毎日数か所の施設の前を通るが、う~ん大丈夫かなと
思う場面に出くわす事が多い。
通報案件とまではいかなくても。
その多くが、人員不足によるものじゃないかと。
介護施設や保育の現場で働く人の志の高さには
本当に頭が下がる思いだ。事件を起こす人もいるが
そんなのはほんの一握りで、大多数が尊敬に値する。
私みたいな、トロい人見て「けっ」と思ってしまう
ような悪人にはとても出来ない仕事だ。
上に書いたような、ハイエナみたいな経営者が
作った施設に、いくら志の高い職員さんがいても
早い段階で心が折れるのではないかな。
そして国も、いつまでもこの旨味を継続はしない。
ちょっとした税金の抜け道を見つけても、
すぐに新しい条例で旨味を潰してくるのが常。
会社やってて何度制度をひっくり返されたことか。
放課後デイに対する国の予算は今後、削られる
一方になると思う。
ボコボコと出来た施設はあと数年で半減する。
結局これで犠牲になるのは、その施設を利用していた
障害者とその親御さんたち。
施設が残っても、利用料が跳ね上がる。
経営者たちは志が低いから、儲からないとふんだら
とっとと撤退を決め込むだろう。
場所にこだわりのある子なら、その環境の変化にも
影響を受けるかもしれない。
福祉を食い物にするのは、人として一番最低な所業。
上に書いたI市の社長もそうだが、公金チューチュー
を目論んでいる人間の人相は100%悪い。
利用したい施設があれば、そのオーナーの人相を
出来るだけ観察して決めるのも手かもしれない。