家政婦は見た! | ごめんそれほど好きじゃない

ごめんそれほど好きじゃない

好きだけどそれほど熱中してるわけじゃないんです。

市原悦子さんがお亡くなりになって、

追悼番組としての久々のテレ朝土曜日9時枠。

「家政婦は見た!」

 

やっぱり面白い。

あの独特な可愛らしい喋り方、唯一無二の存在感。

 

大沢家政婦紹介所でのあのゲスな噂話の

楽しそうなこと(笑)

飼い猫のはるみちゃん、

窓際での独唱、

最後に啖呵を切ってお財布出して清算、

無駄に怪我してヨレヨレの状態で次のお宅へ、

門にしがみつき、

「ごめんくださいませー!」と叫ぶところまでが

毎度のパターン。

細かいパターンは他にもいっぱいあるけれど。

このパターン化された一連の流れが楽しみだったり

するのだ。

 

土曜の夜9時からの「土曜ワイド劇場」が消えて久しい。

何故辞めたのだろうか。

サタデーステーション、高島彩さんは好きだし

別にいいのだけれど、不定期すぎるおディーン様の

登場をウリにし過ぎでちょっとイラつくこともある(笑)

もっと出してくれ(笑)

 

でも、人間の習慣というのは恐ろしいもので、

土曜の夜9時にテレ朝で2時間サスペンスがあると

妙に落ち着くのだった。

今回ははからずも、追悼番組としてではあるが

土曜ワイド劇場が復活したような安堵感に気づいた。

同じ感覚を持った人も多いのではないか。

 

この枠では名シリーズが多くある。

2番目に乗った人が必ず犯人と決まっている

「タクシードライバーの推理日誌」シリーズや、

どんだけ旅館で殺人起こるねん、と突っ込める

「温泉若おかみの殺人推理」シリーズ、

最後のそれ要る?お約束の渡辺えりコスプレの

「100の資格を持つ女」シリーズ、

松下由樹さんの名科白、私、おとりになります!

「おとり捜査官北見志穂」シリーズ、

 

いろいろ挙げたらキリがない。

どれもかなり好きだった。

 

時代も変わり、家族全員でテレビを娯楽にする

機会も減りつつあるだろうが、それでも

この懐かしさ、楽しさはなんだろう。

土曜ワイド劇場はそのまま存続していても

良かったのではないかしら。

 

そんなことを思わせてくれた追悼番組だった。

 

それにしても惜しい人を亡くした。

市原悦子さんにしか出来ない役どころばかり。

唯一無二の女優だった。

改めてご冥福をお祈りいたします。