番外(脱線)編・夏のお約束 7 ルートB | 徒然とわ日記

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日々の暮らしの中、心に留まった事を綴ります(^-^)
雑記帳みたいなものです。
見てくださったら嬉しいです(^_^)/

※こちらは、正規の番外編の別ルートです。つまり、脱線編。何でもありのルートですので、ご了承ください。



「海だ―!!!」

いい年した大人たちが、子どものようにはしゃいで砂浜を駆ける。

それぞれ持参した水着に着替え、海へとダイブする。

「きゃーーー!」

真っ先に飛び込んだ虎姫が、楽しげに叫ぶ。

浜辺では傘、ジャケットを羽織って紫外線対策ばっちりだった彼女。

楽しい雰囲気のもとでは、紫外線は二の次になるらしい。

爽やかなエメラルドグリーンとシルバーのビキニ。

ガロンをして「お、乳でけーな」といわしめた豊満なバストに、男たちの視線が集まる。

これは男の性(さが)でしょうな。

「見るな!助平ども!」

ワグナーが必死に守ろうとするが、ガロンに力で叶うはずがなく。

あえなく敗れたワグナー、海辺お決まりのサンドアートに…。

首だけ出して埋められ、額に「肉」と書かれ。

虎姫よりボリューミィな乳をつけられ。

下半身も突起をつけられ、そこに穿いていた赤いブーメランパンツをひっかけられ。

極めつけは「むっつり」と旗を立てられる。

「若……おいたわしや……。」

この日ばかりはジョウジも苦笑するだけであった。

たまには、こういう年相応のバカをやっても良いだろう。そう考えていた。

普段だったら、即刻手打ちものであるが(笑)。

「助けてくれ~~!」

哀れワグナー、惚れた女の前で一番晒したくない姿を晒してしまった。

助けようとする虎姫を、ナイトがそっと制止する。

「そっとしておいてあげなさい。」

こちらは、上半身は鍛えられた裸体を惜しげもなく晒し、下半身はユクモの袴をたくしあげている。

彼は古式泳法を体得しているので、着衣のままでも難なく泳げる。

そのため、あまり海水パンツ1丁にはならないそうだ。

とはいえ、後ほど、とわに「ぜひ」とせがまれ、脱ぐことになるのだが。

ガロンとジョウジが、スイカを使った鍛練を始めた。

とある地方では、「スイカ割り」とも言うらしい。

目をつぶり、全身の感覚を研ぎ澄まし、スイカに攻撃を当てるというもの。

割れたスイカは皆のおやつになるので、食料も無駄にならない。

ジョウジはフンドシ1丁。さすがに渋いチョイスで、日に焼け、引きしまったお尻に良く似合う。お嬢が尻好きなのは、多分に彼の影響があると思われる。

本人は、とわが熱い視線を送っているのに気付いているのか、いないのか。

ガロンはと言うと、まぁ、アレだ。

葉っぱ1枚。

変態装備ってやつだ。

ポロリの心配があるのではないかと思うのだが、どうやら本人、素っ裸でも構わぬ性分らしい。

ゴリだからな。

葉っぱが、ひとひらのモラルといったところか。

さて。遠く、ヤシの木のてっぺんに、仮面の男の姿がある。

こちらもナルガ装備を脱いではおらず、水中ではどのような格好になるのか、今はまだわからない。

そして、その視線の先には、我らがお嬢。

誰が用意したのか、なんと紺色の「スクール水着」を窮屈そうに着ている。

「胸が…少々きついのですが…」

はちきれんばかりの乳、尻、太もも。食い込みが目に眩しい。

不器用に縫いつけられたゼッケンには、お世辞にも達筆とは言えぬ文字で「とわ」と書かれている。

これは……いったい誰の趣味なのだろうか。

「お、お嬢様ーーー!!!なんという格好を!!!食いこ…!!」

ジョウジの素っ頓狂な叫びがあがる。真っ赤になってまあ…。
血圧が一気にあがらないといいが。

彼のこんな様子を見られるのも、無礼講ならではの醍醐味だ。

「わっははははは!何だお前それ!小学生か!マニアサービスかーーー?」

ガロンが遠慮なく指をさして笑う。

彼はそういう趣味は無いらしく、とわにスク水を着せた犯人ではなさそうだ。

ナイトと虎姫がとわを微笑ましそうに眺める。

「とわちゃんもコスプレしたいお年頃なのね…。」

「まあ、高校生の歳ですから、ぎりぎりいけるかもしれませんが。
水着そのものより、お嬢の困った顔が可愛いですな。」

兄ワグナーは未だ砂の中でもがき中。

――彼女自身が選んだ水着は、Aルートに登場するのでお楽しみに。


旦那さん達が、かくも阿呆な状態である時、オトモアイルー達は、小舟で沖へ漕ぎ出し、投網を試みていた。
「旦那しゃん、喜んでくれるといいニャ!」
主人達の数百倍、できた奴らだ。



「とぉーーーー!!!」

ドガシュッ!

妙な音がして、真っ赤な果実が砕け散る。

ジョウジの渾身の一撃を受けたスイカは、真っ二つどころか、木端微塵になった。

「やだ、爺やさん!手加減して~!」

虎姫が食べられるところをかき集める。

「シャーベットみたいにしましょうか。」

クーラーボックスにしまい、しばし休憩。



……まだまだ、海辺のバカンスは始まったばかりだ。



イラスト・まにたん画











つづく
とわ&GG共著