爺やside・お嬢買い物日記2 | 徒然とわ日記

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日々の暮らしの中、心に留まった事を綴ります(^-^)
雑記帳みたいなものです。
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――あいつめ…今朝方から顔を見ないと思ったら、こんな所にいたのか…。
説教をしようと近寄ったその時。

隣にいた編み笠の人物が、ガロンの頭を豪快にソースの中に沈めた。

「ナイト様!?」
お嬢様が声を上げる。

振り返った彼は、笠を外して会釈する。
「これはこれは…お嬢、そして爺や殿。」

「なにしやがる!」
ガロンは彼のマントで、顔のソースを拭う。

その直後、今度はソースの染み込んだ肉が、彼の手により、ガロンの顔に貼りついた。

「ほらよ、たっぷり食え。美味いぞ。」

「ふごっ…こりゃうめぇ!じゃねーよ!!」

全く、この二人…仲が良いのか悪いのか。

お嬢様も笑いながら、二人に手を振る。
「またね、ナイト様!
爺や、用事を済ませちゃいましょ♪」

「…御意。」

いまだ屋台でじゃれあう二人を後に、我々は目的の店に向かった。

さて。
お嬢様ご希望の店に着いたのだが…。

さすがに、男が中に入る訳にはいかない。店の前で待つことにする。

前を通る人達の複雑な視線を感じながら待っていると、ナイト殿がやって来た。

「どうなされました、この様な所で?」

拙者が理由を話すと、

「でしたら、店ごと借り切ればよいのでは?」
そう言ってお嬢様に店員を呼んでこさせる。

「これだけあれば貸切にできますかな?」
彼は懐から札束を取り出すと、店員に手渡した。

「ナイト殿、よろしいのですか?」

「構いませぬよ、この方が、お嬢も気兼ねなく買い物ができるでしょうし。」

買い物客が外に出た後中に入ってきた我々を見て、お嬢様は驚いた。

「え…貸切?」

「ええ、こうすれば気兼ねなくお嬢様が買い物できるだろうとの、ナイト殿の案でして…。
それに拙者も下着屋の前で衆目に晒されるよりは、まだ店内の方が…」

店の隅に腰かけ、店員が持ってきたコーラを飲んだ。
腰かけてみたものの、どうにも落ち着かない…。

「爺や、見て見て!どうかしら?」

お嬢様が試着室から出てきた。
…が。なんと下着姿だ!

「…おわっ!」
飲みかけのコーラを吹き出しそうになった。

「…お嬢様…何も拙者に見せずとも…。」
顔が熱くなる。

「…お嬢のイメージにぴったりの清楚な装いですな。」

ナイト殿は少し視線を逸らしながら言う。
「さすがに真正面から見るのは無作法でしょう。」


つづく
GG著