「よし、こんなものか。」
モガの村で狩りに必要な道具類を購入したワグナー達。
チャチャとカヤンバが色々とアドバイスをくれた。
その助言に従い、装備でスイマーと酸素無限を発動させる。
「行って来るッチャ!
大丈夫、オマエらはちゃんと訓練したッチャ。」
「あとは力を出し切るだけンバ!
ワガハイたちは、ここで帰りを待ってるンバ!」
「くれぐれも無茶はするな。
あやつをこの辺りから退けてくれるだけで良いのだからな。」
チャチャとカヤンバ、村の皆に見送られ、ワグナー達は狩りに出発する。
一行は、ナバルデウスが立ち寄ると言われている海底遺跡、そこに続く洞窟の入り口で、打ち合わせをしていた。
「みんな、忘れ物はないかい?」
ワグナーの言葉に頷く3人。
「水中では会話ができないからね、今のうちに、色々再確認しておこうか。」
風駕が、自分たちで何日もかけて調べた海底遺跡の見取り図を広げる。
「そうですね、各自の役割ですが…。」
ワグナーは、パーティーの中でも一番熱心に設備を調査していた風駕に向き合った。
「風駕さんは、遺跡に設置されているバリスタをお願いします。」
彼女は頷く。
「はい、それで私が弾を撃ち尽くしたら合図をしますので一人ずつ予備の弾を渡して下さい。」
雷牙は武器に砥石をかけながら、顔をあげる。
「順番は?」
「それは…一番近い人から持って行くのが良いんじゃないかしら?」
と、虎姫。
ワグナーは頷いた。
「そうだね、互いの位置を確認して判断するか。」
雷牙は無邪気に笑う。
「わかったよ。ところでワグナーのアニキ…。」
「なんだい?」
「ナバルデウスって古龍だよな、しかも前の戦闘で弱ってるらしいじゃないか。」
虎姫は釘を刺す。
噂であって、自分達で確認したわけではない。
相手は大海竜、侮ってはいけない。
「本当に弱っているかは判らないわよ…」
赤髪の少年はそれでも、
「だからさ、もしかしたら、俺達でも討伐できるかなぁって思ったんだけど。」
と目を輝かせる。
「……そうだね。
でも目的は、ナバルデウスの素材を集める事、そして何とかしてこの海域から追い払う事だ。」
ワグナーは雷牙を、優しい眼差しで見つめる。
「わたしがリーダーである以上、皆を無事に帰還させなくてはならない。
無理はしたくないんだ。」
つづく
とわ&GG共著