エピソード番外編・お嬢 その2 | 徒然とわ日記

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日々の暮らしの中、心に留まった事を綴ります(^-^)
雑記帳みたいなものです。
見てくださったら嬉しいです(^_^)/

「今度見つけたら、跳ねっ返りのお嬢には、お尻ペンペンしなきゃだな。」

ベッドに丁寧にとわを降ろすと、布団をかけ、部屋の明かりを消す。

「俺の知らない所で何かあっても、守ってやれませんよ、お嬢。」

足音が部屋を出て行き、扉が閉まる。
が、すぐにまた開き、内側の鍵を掛けてから再び扉が閉まる。

…意外にマメなのね…。
とわはベッドの中でくすりと笑った。


朝は、合流した後一緒にご飯を食べ、探し人の情報集め。

昼は買い出しやら、戦闘なしの採取ツアーやら、身の危険の少ないものをこなす。

夕暮れになったら、夕飯をまた一緒に食べ、風呂に入りに行く。

2人、空でも眺めながら散歩して過ごし、夜の戸張が降りてきたら、とわを自室まで送り届けて解散。

大抵、2人の1日はこんな感じであった。


「お嬢、俺、明日は昼から野郎共と狩りに行ってきます。」

ある夜、とわの作ったシチューを食べながら、ナイトが言った。

「あら…わかったわ、大人しくしてる。」

ナイトはじっととわを見つめる。

目を逸らしたとわに、
「…お嬢の考えていることなど、お見通しだ。」

少し、低い声。
とわが彼を見ると、いつになく険しい表情をしていた。

「自分の身が自分で守れるようになったら、好き勝手しろ…。」

言い返せない自分が情けない。とわはキュッとくちびるを噛んだ。
我慢したが、ポロポロと涙がこぼれ落ちる。

ナイトは席を立ち、とわの頭をすっと撫でた。
「すまない、強く言い過ぎた…。泣かせるつもりはなかった。」

とわは、彼の中の苛立ちを感じとっていた。
自分へ向けられたものなのか、彼自身へのものなのか。
凶暴な何かに手を焼いているような、そんな印象。

とわはナイトを見上げる。
「わかった。本当に、どこにも行かない。約束するわ。」

いい子だ。彼は呟いた。

翌日の昼まで、いつも通り過ごし、昼過ぎ、ナイトは数人の仲間と狩りに出掛けて行った。


つづく
とわ&GG共著