このところ。
なぜかワグナーもジョウジも、あっち行ってて!と追い払われることが多い。
ガロンだけはめげずに突関、いつの間にか仲間に入っているようだ。
「…爺や…わたし達、何か嫌われることしたかな…?」
「…心あたりはございませぬぞ……」
2人、ぽつんと外に放り出され、寒空の下、なんとなく寂しさを感じる。
ガロンがココアを2人分、運んで来てくれる。
口の端にクリームがついている。
「ほらよ、冷えるだろ?」
「ガロン、一体とわ達は中で何をしているのだ?」
たまりかねたワグナー、こっそり聞いてみる。
「あ~…アレだ、女の都合ってヤツだ。
キラキラヒラヒラしたのをいじって喜んでるぜ、あいつら。」
「キラキラ?」
「ヒラヒラ…?」
「ま、たまには可愛くセクシーで良いんじゃねーのか?」
ガロンはまた中に戻って行く。
「爺や…。
ヒラヒラしてて、キラキラしてて、可愛くセクシーって、何……?」
しばしの沈黙。
顔を見合わせる。
「……女性ものの下着のことでござろうか……?」
「……………………。」
ワグナー、ジョウジ、2人の顔がみるみる赤くなる。
悲しいほど、2人はそういうものに縁が無かった。
突然、ジョウジが立ち上がる。
「だとしたら!ガロンはお嬢様方の下着姿の中にいるということか!
なんと破廉恥な!
許さん!!」
お嬢様方の危機とばかりに、ずんずん歩いていくジョウジ。
ワグナーもついていく。
バターン!!
勢いよく、扉を開ける。
つづく