エピソード・再会 その七 | 徒然とわ日記

徒然とわ日記

日々の暮らしの中、心に留まった事を綴ります(^-^)
雑記帳みたいなものです。
見てくださったら嬉しいです(^_^)/

姫ハンターと、それをしっかりと支える執事。
互いに心を許し合った仲だからこそ、強烈な美しさがある。

絵画のようなその光景に、とわは、ほうっとため息をついた。

その晩、ジョウジは、とわのお姫様ごっこに付き合わされる羽目になる…。



「…お名前、聞けませんでしたな。」

夜風を浴びながら、ジョウジととわは、景色を眺める。

男は、結局、名を明かさなかった。

「私の真名は、ただ、我が姫のみが識ればよい話…。
ご無礼をお許しいただきたい。」

綺麗な所作で一礼し、彼は去って行った。



「…まったく不思議な方ですな。」
「うん…人間離れした妖艶さよね。
でも、師匠のこと、心から大切にしているのはわかるわ。」

2人、つかさと、その側に控える男を遠くに眺めながら語る。

「爺や、私、決めたの。

師匠も言ってた。
やりたいことをやれって。
だから、本当にやりたいことが見つかるまで、いろんなこと試してみる。

モンスター狩ったり、
採取したり、
人のお願い引き受けたり。

今は、正直、わからないんだもん。
何がしたくてハンターになるのか。」


何の為にハンターになるか。
ジョウジは思いを馳せる。


若は、誰かの助けになりたいとハンターの道を選んだ。


拙者は…。

両親がハンターだった事もあるが…。

…そうだ、旅が好きだったからだ。

色々な街を渡り歩くキャラバンでの生活は、少年期の好奇心を満たしてくれた。

「拙者は、知らない世界を知りたくてハンターを選んだのかもしれませぬな。」

「ふぅん……。
…って、しばらく旅して無かったじゃない。」

にんまりと笑い、とわはジョウジをつつく。

「原因は姉様ね~?」

ジョウジはそっぽを向いた。ちらりと見える耳が赤い。

「大人をからかうものではありませぬ!」


とわの軽やかな笑い声が響く。
ある夏の夜。
ドンドルマまであと数日。



つづく
とわ&GG共著