過去の記事の転載です。こんなことまで書いたんですね(^^;

Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊りゴム01 ある日のこと、何気なくクルマの裏側を覗いてみると「うげげげ!!!。」なんと触媒付近を吊り下げているマフラーブッシュ(マフラー吊りゴム)全4本のうち3本までが破断しているじゃありませんか。このままでは危険です。なんとかしないと走行中に触媒以降を落っことしてしまうことは間違いありません。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊りゴム02 過去にピアッツアでサイレンサーを落っことした経験のある僕はもう2度とそんなことは体験したくありません。破断した3本のうち1本は、かろうじて半分首が繋がっていました。こんな感じ。切れるのも時間の問題ですね。絶対に応急処置が必要です。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊りゴム03  しかし、当然換えのブッシュなんて持っているハズはありません。情けないことに針金すら持っていませんでした。タイラップで吊ろうかとも考えたのですが重量オーバーは明白です。「工具箱に代用できるイイもの入っていないかなぁ~。」
「おお!」。発見しました!。←これが「イイもの」です。なんだかわかります?。これ実はスキーキャリア用のゴムなんです。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊りゴム04  発見したキャリアゴムは4本。破断箇所は3カ所。「う~ん」。しばらく考えましたが、やはり強度を考えて「2本掛け」にすべきと思い、完全に切れてしまった2カ所にそれぞれ2本ずつかけておきました。
ただ、これはあくまでも応急処置。ちゃんと直す必要があるのは言うまでも無いです。僕はこの状態で3週間くらい走りました。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊りゴム05 さぁ~て、本腰をいれて直します。ここはちゃんとした修理工場なんですが、ご厚意でリフトを貸してもらいました)。リフトなんて無くても交換できるけど、あると楽チンです。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊ゴム06 今回用意した新品のゴムはこちら。近所で売っていた汎用強化マフラーブッシュ。社外マフラーを売っている量販店には必ず置いてあります。どのくらい「強化」なのかは知らないけど、「純正品を頼んで待つくらいなら、これでもい~や」ってことで似たような長さと太さのものを選んで買いました。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊ゴム07 ジャッキアップして点検してみると既にキャリアゴム君は瀕死状態でした。
「あぁ・・・かわいそうに」。こんなに重いスキー板?を3週間も支えたキャリアゴムはきっと君が最初でしょう。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊ゴム08 マフラーは想像以上に重いので、ブッシュを交換するときは、下からジャッキを当ててマフラーを持ち上げてやると簡単。地面で交換する場合は、ウマに載せてここにガレージジャッキを当てればよいと思います。
マフラーが凹んだりキズがついたりしないように木っ端を挟んでいます。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊ゴム09 片側だけ生き残っていたブッシュと破断したスキーゴム。「本当にご苦労さまでした。」
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-吊ゴム10 はいっ。取付終了です。これでしばらくは大丈夫でしょう。皆さんもたまにはクルマの裏側を覗きましょうね(^^)。本当に気づいて良かった。
'92~'94くらいの8Vに乗っているアナタ!!。ちょっと面倒でも点検してみてはいかがでしょうか?。純正マフラーのまま頑張っている方でブッシュ交換した経歴の無いクルマの方は、特に注意です。


【後日談】 上記マフラーブッシュは耐久性が低く、1年程度でダメになってしまっていました。
古い記事の転載です。

Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Rサス00 本日のスーパーツールはこちら。ちょっとコネがあって借りれちゃいました。ズルイでしょ?。大変ラクをさせて戴きました。お!!。隣でジャッキアップされているのは、僕が昔乗っていたピアッツァじゃないですか!!。懐かし~。今でも大切に乗っている人がいるんですねぇ~。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Rサス01 こちらが今回取り付けたリアショック。フロント同様モンローのSENSATRACです。取り付ける前には、必ず2~3回ゆっくりと潰します。フロントと全く同じ要領。フロントに較べて随分戻るスピードが遅かった。古い方はご覧の通り、縮みっぱなし。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Rサス02 ちょっと見にくい写真になってしまいましたが、左がスポルティーバのリアスプリング、右が8V純正のものです。後者が少しだけ長いのがわかるでしょうか?。それでは、いよいよ作業開始。フロントと較べたら随分ラクです。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Rサス03 まずはショックを外します。トレーリングアームをジャッキで下から保持しながら作業をするとラク。写真はショック下側のボルトを緩めているところ。CRCをかけただけで、簡単に緩みました。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Rサス04 上側のボルトはこんなところにあります。矢印のゴムカバーをペロッと剥がすと奥まったところに16mmのボルトが見えます。これを外して引っこ抜けばOKなんだけど、穴が狭くてとても指でボルトを取り出すことなんてできません。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Rサス05 んで、コイツの登場です。グニャグニャ曲がる棒に磁石のついた変な工具(割と普通に売っています)。僕はなぜか偶然持っていました。もしコイツが無い場合にはカナリ苦労すると思います。最低でも磁石付きの16mmボックスレンチが無いと苦しい。ドライバー等の先に両面テープをつけてボルトを抜き刺しするテもありますが、ボルトを落としたときのことを考えると厳しいと思います。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Rサス06 バネを外すにはジャッキを多用します。トレーリングアームの下(水色の矢印)にジャッキをかけてアームを押し上げた状態で、緑の矢印の部分にスプリングコンプレッサーをかけてバネを圧縮します。その状態でジャッキをはずすとバネの下端(赤い矢印)に隙間ができるので今度はここにジャッキの皿をあてて持ち上げていけば簡単にバネが外れます。 挿入するときは、「スプリングコンプレッサーを使わない」のがコツ。ショックをつける前なら腕力のみで入ります。コンプレッサーをかけるとバネが曲がり、逆に入りにくくなるので注意。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Rサス07 バネが入ったら、ショックの上下ボルトを留めておしまい。上側のボルトを先に締めてからジャッキでアームを持ち上げて下の穴の位置を調整すれば作業は簡単。作業終了!。交換後、本物のスポルティーバと車高を較べてみました。チンスポやタイヤのせいで赤い方がなんとなく低く見えるけど、同じ高さになりました。ミラーの高さに注目してね。
過去の記事の転載です。
このころはまだ、たまに銀鉛のカメラで撮っていたんですね・・・
あきらかにそれと解る写真です。

Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス01 「素人がショック交換?」。初めは不安で一杯でしたが、意外にできてしまうのです。まずはホンテペタさんのHPをプリントアウト。スプリング&ショックの交換記を前もって読むことができたので「どこに壁があるか」を事前に把握できました。ハッキリ言ってコレが無かったら、1日では終わらなかったっす。ホンさんありがと~。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス02 このスプリングコンプレッサーも知人にお借りしました(感謝)。その人はAE86乗りなのですが、ショック交換の経験者って結構存在するみたい。その横にあるのは、18mmのプラグレンチソケット(KTC)。フロントショックのアッパーマウントを外す際に、18mmのディープメガネレンチが必要です。しかし、レアなディープメガネは近所では手に入りませんでした。そこで代用ツールのプラグレンチの登場です。使い方は後ほど。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス03  今回用意したショックは、モンローのSENSATRAC。通勤メインの僕は街乗り重視で選びました。ライドプロインポートで前後4本で\36,000。ビルやコニの半値以下ですね。あくまで街乗り用ですが、安い割には評判の良いショックです。 右は外した純正のショック。特に戻り側のヘタリが顕著でした。古いショックの右にあるオレンジ色の筒はバンプラバー。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス04  でもって、用意したバネはこちら(右側)。アルファ純正スポルティーバ用のスプリング。そうです。後期型の155の純正バネなんです。明らかに8Vのバネ(左側)より短いですよね。「通勤快足仕様にする」「下げすぎない」「可能な限り安く」を考えての選択ですが、アルファロメオが市販車用に煮詰めたセッティングになっているハズ。 このバネは155TS16Vのみゅうさんに激安で譲って貰いました。みゅうさんありがと~。前置きが長くなりましたが、いよいよ作業開始です。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス05 ショック全体を降ろす前に、ストラット上部の18mmのナットを緩めておかなければなりません。ただし、「緩めるだけで決してハズしてはならない」ってことに注意。 18mmのボックスレンチで力任せに緩めてもOKなんでしょうけど、レンチを回してみると剛性感がなく千切れそうな感触だったので、瞬間的に大きなトルクがかかるインパクトレンチでチャレンジ。古めの155(固着が激しい)の場合、ここが「最大の難関」だと思います。CRC556も忘れずに。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス06 インパクトレンチを操っているのは「だいすけさん」。上の赤い155TS8V1.8の他、GTV6もお持ち。作業に1日つきあってくれました。本当にありがとうございます。 18mmのナットがどうしても緩まない場合は、このようにショック下部の2本のボルトを緩めてしまいます。15mmと17mmの2丁がけ。こうすると、スタビと縁が切れるのでレンチのトルクが効率よく上部に集中するのです。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス13 ショック全体を引き抜きます。ストラット上部の3本のネジと前述の下部の2本のボルトを外せば取れちゃいます。引き抜くコツとしては「下部のボルトは左右のショック両方ともハズしておく」ってこと。スタビをフリーにしておいて2人で左右のスタビを押し下げながら抜くと、簡単にショック全体が抜けます。挿入するときも同じ要領でOK。写真は「向かって左側が前」つまり「左前輪の写真」です。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス07 はい。やっと抜けました。次はコイツの分解です。分解方法自体は単純で、最初に緩めた18mmのナットを完全に取ってしまえばOKなんです。ただし、このまま外すと弾け飛んじゃいますので、スプリングコンプレッサーでバネを潰しておきます。当然ですが組み直すときも全く同じです。「新しいバネを潰して挟む」→「アッパーマウントを18mmナットでとめる」→「コンプレッサーを緩める」手順。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス08 コレがアッパーの取付部拡大写真。ショックの先端部には6mmのHEXレンチ(六角レンチ)の穴が空いているのがわかりますでしょうか?。例の18mmのナットも見えると思います。要するに、このナットを外すためには心棒を6mmの六角レンチで押さえつつ18mmのナットを緩めてやらねばなりません。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス09 そこでKTCのプラグレンチの登場です。磁石付きのレンチでしたが干渉するので磁石はリューターで削り取っちゃいました。写真の様にすればレアな18mmのディープメガネが無くても作業が可能なんです。実は作業時に写真を撮り忘れました。追加撮影した左の写真は車載状態で作業をしていますが本来これはあり得ません。あくまでも「車載状態で18mmを緩める」→「クルマからサスを降ろす」→「バネを圧縮」→「HEXと18mmの2丁がけでアッパーを外す」
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス10 今回はアッパーマウントブッシュも新品に交換しました。これがヘタってくるとアライメントが狂いやすくなるそうです。ライドプロインポートで片側\2,600でした。バンプラバーはそのまま使用することにしましたが、ウレタンのバンプラバーも購入可能です。ちなみに写真左が新品のアッパーマウントブッシュ、右が古いものです。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス11 いよいよモンローの登場です。新品のショックは組み付ける前に2~3回手で潰して馴染ませておきます。SENSATRACは途中で特性が変わるとのことでしたが、確かにその通り。本当に途中から固くなります。もちろん急激な入力に対しての応答は、この時点では不明です。をを!!。戻るのが早い早い(^^)。これは楽しみ。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス12 スポルティーバサスを組み付けます。「バネを潰す」→「バンプストッパーとマウントを挿入」→「アッパーの18mmナットを締める」→「バネを緩める」の手順でOK。左は組上がった写真(小さくてごめんなさい)。クルマへの取付は外すときと全く同じ要領で大丈夫。「左右のスタビを押し下げて全体を挿入」→「ストラット上部の3本のボルトを締める」。このときショック下部の2本のボルトは留めないで、両側のショック全体を挿入するのがコツ。
Plus Alfa のススメ ~ Episode 2 ~-Fサス14 ようやく完成です(写真はリアも交換した後のもの)。早速次の日箱根に行ってみました。これまでだらしなく伸びてしまっていた感じが大幅に軽減されました。戻りも早くなったので、S字の様な切り返し時にも追従が早いです。こんなに変わったのに、総額5万円だもんねぇ~(^^)。しかも、まだ慣らし状態だというのに、乗り心地も悪くなく、不快な突き上げは全くありません。スポルティーバサスの車高も絶妙で重心は下がっているのに多少の段差や立体駐車場はOKです。純正だから当たり前か・・・(^^;