明日からキャロットクラブの1.5次募集が行われますね。
キャロットクラブの1.5次募集とは、1次募集で最優先希望馬が落選した会員を対象に、1次募集で満口とならなかった募集馬へ再度申し込みを受け付ける制度。
つまりここで再募集される馬たちは目の肥えたキャロット会員のお眼鏡にかなわなかった余りものということになってしまうわけですが・・・
果たして本当に出資する価値がないのか、それとも残り物に福があるものなのか、少し探ってみたいと思います。
その前に、現在の2次募集から新規会員の受付を開始する募集制度となったのが去年からなので、1.5次募集の立ち位置が今と昔では少し違います。今回扱う1.5次募集馬の定義は、要するに1次募集において既存会員だけで満口にならなかった馬=無抽選当選馬ということです。
では過去、中央所属の無抽選当選馬がどのくらいいたのかというと
2020年(現5歳世代) 7頭
2021年(現4歳世代) 9頭
2022年(現3歳世代) 7頭
という感じになっています。募集要項の違いもあってか、今年の15頭と比べるとかなり少ない印象はありますね。
さて、肝心の成績の方は
2020年 7頭中2頭勝ち上がり
2021年 9頭中5頭勝ち上がり
2022年 7頭中2頭勝ち上がり
となっていて、合計の勝ち上がり率としては40%弱と悪くない数字になっています。
ただし、募集額を回収するほどの活躍をしてくれているのは
オールフラッグ(5牡3勝C)
パルメリータ(4牝1勝C)
ミルテンベルク(3牡3勝C)
ヴェルトラウム(3牡1勝C)
の現状4頭だけです。
募集額回収とは言え、進上金や維持費等を含めたら1勝クラスではまだ余裕の赤字ですからね・・・。
過去の傾向を見るとやはり1.5次募集を有効活用するのは難しそうだな、という感じがしますが果たして今年はどうなるのでしょうか。
高額血統馬の意地を見せられるか?