恩師と旧友との話。
夜から恩師と旧友に会うために生駒に帰った。
中学、高校と寺子屋のような個人宅で月6回学んでいた。
1学年2人しか見てくれなくて、それが僕と聡。
聡は良くテレビに出てる京大の藤井教授と言った方がわかりやすい。
僕が聡を迎えに行き、いつも自転車を飛ばして2人で行ってた。
7年ほど前に先生に会ってるので、それからの上場の報告やら近況報告をした。
中高の担任やら何より、この先生に勉強だけでなく、人間と言うものを教えてもらった。当時34歳で、主婦と母親と先生をこなしていた。しかも、僕らのような生徒を何人も教えながら、自身も大学受験をすると言うスーパーウーマンです。
本当に尊敬していた。
指導も厳しくて、ケアレスミスするたびに
「お前みたいな奴は目噛んで死ね」と愛情たっぷりで指導してもらった。
もう、今は教えてないようだけど、自分の息子は先生に教えて貰いたかった。
そんな先生に、
「賢い奴はいっぱいおったけど、茂が1番出世してるなー」と言われたのには、なんだかあの頃に戻ったように嬉しかった。
先生、あの頃の僕の事、どう思ってました?
と、聞いたら、こう答えてくれた。
「お前はものになると思ってたよ。お前にはとにかく人が沢山集まってきてた。凄いオープンで本当に人のええ子やった。」と。
「ほんで、賢い大学にも行かなかったんが良かったよ。」
(いやいや、行けなかったんですよ)
「だから、勘違いせんとさらにお前のええとこが伸びたんや」
そう考えたら、オヤジにもオカンにも勉強せぇーと言われた事もなかったし、勝手に適当に育てられて感謝やわ。
まぁ、すなわち努力なしの人間性だけでここまで来れたと言う事やな。
これからも頑張って努力しよーと思ったけど、これからも努力せんと人間性磨く事だけにしよーと決めた。