脂質(油・脂)の栄養について、この30年余りの研究の流れと社会への還元をみると、他の研究に決して劣ることのない成果を出していると感じます。
世のダイエットの風潮を見ると油は悪者呼ばわりされる事があります。
でも油は生命活動に必要なものなのです。
例えば良質なカルシウム源としてアイスクリ-ムを見て見るという事もできます。質の良いアイスクリ-ムはその油を避ける為に摂食を控えるとしたら、ト-タルでもったいない事をしている、という視点が可能です。
そして脂質の構成成分、脂肪酸には種類が沢山あります。
炭素のチェ-ンに酸素と水素が一定の法則で結合する分子構造を持つものです。
炭素の数、分子内に二重結語を持たないもの、持つもの。
持つものには、その二重結合の数がどれだけあるか、
その位置は。
これらの違いが様々な脂肪酸の特徴に繋がっているのです。
その昔「リノ-ル酸は健康に良い」と 勧められ、市場にもリノ-ルを冠した商品が多数出回っていました。
現在は全く見ることができないですね。
今は「オレイン酸が健康に良い」となっているのです。
そこには、これまで判らなかったことが判ってきた
という事実が存在しているからです。
次回以降 DHA EPA ARAと呼ばれる脂肪酸について、
アルツハイマ-抑制、物忘れと認知症、
そしてPPKについて 少しずつお話ししてゆきましょう。