自分にとっての支援地 | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。




 
海外事業部カタン班吉田篤史です。
 


3月に行われた春渡航(3/20~3/30)が自分にとっては2回目の、そして最後の渡航でした。
 



自分の担当地域であるカタンは家庭数も多く、場所によって住民間の関係が密だったりそうでなかったり、FESTに協力的であったりそうでなかったりと、一つの地域でも様々な違いがあります。その違いのせいで、地域全体をいかに支援プロジェクトに巻き込むか、どのようにニーズをくみ取るか等々、支援について考える過程で苦しめられたことが幾度となくありました。
 


でも一つだけ地域全体で共通していることがあります。
 


それは、いつも我々FESTをあたたかく迎い入れてくれるということです。
 


挨拶をしたら必ず笑顔で手を振り返してくれて、調査にも気軽に応じてくれて、飲み物まで出してくれて、子供たちも積極的に話しかけてきてくれる。時には住民がお昼ご飯を出してくれることもありました。
 


そして、最後にはいつも「いつでも戻っておいで」と言ってくれるのです。
 




「支援地」という言葉を聞いたら、多くの人が「FESTが支援をしてあげている地域」といった印象を持つことでしょう。
 


ですが実際は、支援の難しさももちろんそうですが、人情や優しさ、友情などなど、多くのことを教えてくれる大切な存在なのです。
 

自分にとって支援地とは「先生であり、帰ってくる場所」なのです。
 

「またいつかカタンに戻り、住民と一緒にご飯を食べて、大きくなった子供たちと遊びたい」
 
そう思わせてくれる住民に、心から感謝です。