FESTがくれたもの | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

FESTに入ってくる人のほとんどは「国際協力に興味があるから」という理由です。

そして、わたしがFESTに入った理由も「国際協力に興味があるから」でした。

しかし、「興味のある国際協力に関われた」ということ以上に、FESTに入って得たものが多くあります。


私はずっと、何をやるにも落ちこぼれでした。
勉強も得意ではなく、部活でもいつもポジションは端っこ。
どこへ行っても、何をしても、人並み以下。
そんな自分が好きではなく、FESTに入った時も、まわりの先輩たちの大学名を聞き、恥ずかしくなるばかりでした。

私がFESTに入ったのは高校2年生の春ですが、その理由の一つもそこにあります。
自分は人よりできないのだから、同じ学年の子より早く始めてみようと思ったのです。
今でもFESTに入会した日のことは鮮明に覚えています。


あれから4年。
私は今、事業局長という2つの事業部を統括する役職についています。
4年前の自分は、部長とかリーダーとか、誰かを引っ張っていくような立場とは全く無縁の存在でした。いつも、リーダーの後ろをついていくだけの人間でした。
そんな私が今は事業局長となり、団体のことを真剣に考えたり、理念について他の運営メンバーと議論したり、いろんなプロジェクトに影響を与えている。自分でもすごく不思議に思います。

しかし、まだまだ至らないことだらけで、メンバーに迷惑をかけることも多くあります。まだ今は自分に自信があるとまでは言えませんが、今の私は4年前の自分とは違うということは間違いなく言えます。

それは確実にFESTに入ったからです。
頭のいいメンバーたちと対等に議論できていることも、行き詰まった時私に意見を聞きにきてくれる後輩がいることも、よく「しっかりしてるね」と言われることも、4年前の自分が聞いたら絶対に信じないでしょう。笑

ながながと書いてしまいましたが、FESTは確実にあなたを変えてくれる場所です。
国際協力に関われる。それ以上の何かがFESTにはあります。
私はFESTのそこに魅了されているのだと思います。


事業局長 永長佳美