渡航日記 | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

セブ島からこんばんは。

海外事業部の内田彩巴です。





わたしがFESTに入ったきっかけ、国際支援をしたいと思った理由は、「自分の目で世界が見たい」です。



私がそう強く感じた瞬間は、大学の教授が、



幸せになりたいのなら、今の自分がどれだけ幸せか感謝しなさい



という言葉を聞いた時です。

日本に生まれて、住むところにも食べることにも不自由したことはない。大学にだって、当たり前のように行かせてもらっている。

このことに対して、

わたしは本当に感謝できているのか?

なににどう、感謝しているのか?

それって上辺だけの感謝なのではないか?



感謝の気持ちを持っていないわけではないけれど、

生まれた時から用意されているこの環境が

どれだけ恵まれていることなのか、

日本から飛び出して

自分の目で世界を見てみることで、

確実な自分のものになると思ったのです。







でも、それは

人の不幸を見て自分の幸せを確かめるようで、

自分勝手な理由だったんじゃないか、

スラムの人たちが不幸だと、

勝手に決めつけていたのではないかと

渡航に来て気づかされました。





辞書には、「貧困」とは
貧しくて生活に困っていること
大切なものが欠けていること
とあります。
彼らは物質的には貧困なのかもしれないけれど、

人生が貧困なのではないということ。

スラムにも笑顔がたくさんあること。
彼らから学ぶこともたくさんあって、

与え、与えられる関係であるということを

自覚した今、

国際支援に対する自分の姿勢が大きく変わったと思います。



渡航中、1秒1秒が刺激的で自分の成長につながる瞬間です。

残りの日々も大切に過ごして

ひと回りりもふた回りも大きくなって帰国したいと思います。

もちろん、体型的にではないです。

フィリピンのごはん、意外とおいしくていっぱい食べちゃいます。





最後までお読みいただきありがとうございました。







海外事業部 カタン班

内田 彩巴