へいわってすてきだね | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

みなさん、こんにちは。
海外事業部2年の星野里実です。


先日、読んでいた雑誌で紹介されていた絵本が目にとまりました。

この本は2013年に沖縄全線没者追悼式で「平和のメッセージ」として朗読された詩を長谷川義史さんが絵本化したものです。
そして、この詩は与那国島に住む安里有生(あさとゆうき)くんが小学校1年生のときに書いた詩です。
全文をのせておきます。

「へいわってすてきだね

へいわってなにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
おともだちとなかよし。
かぞくが、げんき。
えがおであそぶ。
ねこがわらう。
おなかがいっぱい。
やぎがのんびりあるいてる。
けんかしてもすぐなかなおり。
ちょうめいそうがたくさんはえ、
よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。
みなとには、フェリーがとまっていて、
うみには、かめやかじきがおよいでる。
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。へいわってうれしいね。
みんなのこころから、
へいわがうまれるんだね。

せんそうは、おそろしい。
「ドドーン、ドカーン」
ばくだんがおちてくるこわいおと。
おなかがすいて、くるしむこども。
かぞくがしんでしまってなくひとたち。

ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。

へいわなかぞく、
へいわながっこう、
へいわなよなぐにじま、
へいわなおきなわ、
へいわなせかい、
へいわってすてきだね。

これからも、ずっとへいわがつづくように
ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。」

この詩を読んだとき、子どもらしい表現なのに、力強く、すべての人にまっすぐ届く言葉だなと思いました。そして、最後の「ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ」という一文からいろんなことを考えさせられ、私にできることをもっと全力でしたいと感じました。

みなさんも、自分にできることから始めてみませんか。


最後まで読んでいただきありがとうございました。



参照
2014年6月21日朝日新聞デジタル:安里有生くんの詩「へいわってすてきだね」全文