これから | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

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国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。




ブログをご覧の皆さん、こんばんは。

フォトワーク事業部の湯本です。




4度目、そして最後のブログとなりました。



FESTに入会して1年半、もうそんなに経つんですね。

本当に時の速さを実感します。





私はこのFESTブログが大好きです。

皆の想いが込められていて、それぞれの言葉で綴られていて、

何回も読み返したくなっちゃいます。




今回、このブログを書くのが最後ということで、

自分の1番初めに書いたブログを読み返してみました。

1年半前、初めてのブログに緊張して、

ルーズリーフに下書き、修正をして精一杯の想いをぶつけた文章。

実は初心を忘れないために時々見返していたのですが、

やはり最後、というときに読むのは少し感慨深いですね。



そこに書かれていた文章から。



"してあげる"のではなく"共にする"という意識の大切さ。

"助ける"というよりは少し"お手伝いをする"

という感覚に近いのかもしれません。

だからこそ、支援を"当たり前のもの"にしてはいけないということ。



"手伝う"ことと"自分が学ぶ"ことは同時で良いのだということ。

支援はただ与えるだけでなく、

その状況や環境から支援する側も何かを得ることができる

give&takeの形なのだと。




これは東北大震災のボランティアに行った際に感じたことなのですが、
このことを頭の片隅におき、活動をしてきたつもりです。



自立のお手伝い。

だからこそ、私たち本位の活動になってはいけないし、

ニーズ調査が重要になってきたり、コミュニケーションが大事になってきたり。


今年の夏は渡航に行くことができなかったけれど、
フォトワーク事業部として、
現地の方から一緒にやってほしいとプロジェクトを提案してもらい、
Family picture projectというプロジェクトを行うことができました。

"一緒にやりたい"と思ってもらえたことが、
すごく嬉しかった。



学ぶことには貪欲に。

実際にフィリピンという国に行って感じたこと、

現地の人々との会話や調査の中で学んだこと、

そしてFESTメンバーから学んだこと。

たくさんたくさん吸収させてもらいました。


最初の決意は、ちゃんと貫き通せたのかなって、

少しほっとしています。




FESTに入っていなかったら、

また違う充実した生活があったのかもしれません。

でも、FESTに入ったからこそ今の私があって、私は今の自分に満足しています。



こう思えるのも、現地の方々、応援してくれている方々、

そしてFESTメンバーのおかげなんですよね。




学生団体という、人員が流動的な組織の中で

メンバーが変わってもこう思えるって凄いことだなと思います。



代替わりする度に団体のカラーは変わるだろうし、

(というより、ずっと一緒なのは面白みがないし)

そのときの現役メンバーが新たなFESTをつくりあげていくと思うけれど。

それでも、どれだけ代替わりしても、大事なところだけはしっかりと受け継いで、

FESTという団体が存在し続けてほしいなと思います。



これからもFESTという場所が、各々にとって何らかの意味がある場所となることを願って。

そのこれからを、OBOG会という場所からひっそりと応援していきたいと思います。







もう参宮橋に降り立つこともない。

急行ですっ飛ばす駅になっちゃう。

それが少し寂しいけれど、私も一歩踏み出して

FESTでの経験を糧に、これから先の道を歩いて行こう。





これからのFESTに期待して。

1年半という短い期間でしたが、本当にありがとうございました。










フォトワーク事業部、事務局長

湯本紗礼