from philippines | 学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

学生国際協力NGO FEST TOKYO メンバーブログ

国際協力の最先端へ―――― 
現地の自立発展を目指す様々な思いを綴ります。

こんばんは!

事業局長をやらせていただいている
一橋大学3年
半澤節(はんざわ たかし)です。



現在私は、団体のワークキャンプに先立ち、昨日から単身フィリピンに来ています。

クラクションの音、空気、そのすべてが日本とは異質に感じます。もちろんそこに住んでいる人々も。
これを書いている今でも外から、鳴り止まないクラクションの音が聞こえています。
こちらにいれるのはわずか数日間ですが、フィリピンという国に、文化に、そして人に、より多く触れられたらと思います。


ということで軽く自己紹介から。

上述した通り私は、現在、学生国際協力団体FESTで事業局長という役職をやらせていただいています。
といっても事業局長ってなに!?ってなりそうなので、先に説明すると、FESTには現在、①国内事業部②海外事業部③フォトワーク事業部、この3つの事業部があります。事業局長とは、この3つの機関を統括する役割を担う役職です。
実際には、各事業部のリーダーや運営、そしてもちろんFESTメンバ―全員と協力しながら、FESTが現在何をしているのか、を把握する人ですね!!



話を戻して…。

趣味はテニスと映画!!あと本では伊坂さんの小説が…もう好きすぎてたまりません。笑
音楽も好きですね!volta masters とか dj okawariが良い!!ぜひ聞いてみてください!
といいつつも邦楽も好きでして、フィリピンではもっぱら小田和正さんの曲を聴いてます。心に響きますね、小田さんの声は。


私は現在、一橋大学の法学部に所属しており、ゼミは刑法系です。

一見国際協力とは全く関係がないと思われるでしょう。自分自身、以前はにそう思ったりもしましたが…笑

でも今は、そうでもないんじゃないか、つまり、根底にある「人とかかわりあって生きていく」という部分では法律も、ましてや少年法や刑法も、国際協力というものと共通するものがあると思っています。
そもそも刑罰とは、復讐の道具ではなく社会の秩序を維持すること、つまり人々が他者と関わりあいの中で生きていく社会の中でのルールの維持を目的としていますし、刑罰を実際に科す際にもその役割として、応報という意味のほかに被告人の再社会化があるといわれています。
つまりは、他者と共に生きていくことを志向していくものだといえます。

国際協力も、世界に生きている人々、他者と共に生きていくことを志向しているものだと私は考えています。


なぜ、私が、このように(私が)定義した国際協力や刑法などの法律に興味を持ち、そこに積極的にかかわっているのかということについてですが、
第一に、感情があります。誰かの役に立ちたい、とか誰かを救いたいとか、そのような気持ちは純粋に心で感じたことですし、それはたとえば、小田和正さんの曲を聴いて、言葉にできないような感動を、想いを感じるのと同じでしょう。
またしかし、その原因はと突き詰めると、やはり、「人が、人なしには生きていけない存在」だからということになるのかもしれません。
人は他者を通して自分を発見し、存在意義を見つけていきます。他者がいなければ、自分は何者なのかということを定義することもできません。

私は率直にいうと、おそらく、人と助け合うことによって、人の役にたつことによって、自分という者を知りたい、自分を確立したいんだと思います。つまりは自分の存在意義を知るためにやっている、ということになります。
しかし上述したように、そこに感情としての、人の役に立ちたいという別の感情が介入しているように思います。
だって、もし自分の存在意義を知りたいだけなら、別に国際協力とかそういうものをする必要性は必ずしもないからです。たとえば人との競争を通して自分を確立していくこともできますし。
そこで、「人の役に立ちたい」と思うことは、自分ならではのことだと考えることができました。

つまり、自分ならではの自分の存在意義の確立の仕方が「他者の役にたつ」というやり方ということです。


「それではお前のやっている国際協力はただの偽善ではないか」と言われそうですね。笑

でもそう思われてもいいかな、と思っています。
ある面でそれは真実ですし。

良いじゃん偽善でも。それが副次的に、世界の誰かを幸せにしていくのに役立っているなら。
そう思っています。


「自分を確立するために自分のためにやっていることが、人のためにもなっていく。」

このことができたら素晴らしいと思う。

この想いの元、私はこの団体で活動しています。


だからこそ、相手国の現状に資する支援をしていきたい。自分のためにも、人のためにも。






稚拙な文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
今後ともFESTをよろしくお願いします。

                             

事業局長 半澤 節