熊野寮よ お前もか | Kenichiのブログ

Kenichiのブログ

ブログの説明を入力します。


我がアパートに近い京大熊野寮。
そこに最近「防犯カメラ監視中」の看板が何枚も目立つようになりました。

う~ん!

まあ事情は察しがつきます。
去年の例の公安警察キャンパス潜入事件以来、熊野寮は報復のように何度か警察の強制捜査を受けてました。
たぶんそれ以外にも、いろんな嫌がらせを受けてたんでしょうね。
おそらく自治会の学生たちも議論を重ねたうえでの、苦渋の選択だったとは思います。

……でもね。

………でもさぁ~{(-_-)}

君たちは一応現代の管理社会に異議を唱えて来た者たちではないのかい…⁈
以前から都市部では防犯意識の高まりとともに、あちこちに監視カメラが設置されるようになって来ています。
たしかにそのおかげで凶悪犯が捕まったこともあったでしょう。
でもそれと引き換えに僕らの社会は、大切なものを放棄してしまっていないだろうか…。
それは監視カメラを観ているのが、警察だろうが熊野寮自治会の諸君だろうが、違いはないはずです。

世の中には監視カメラの存在に安心感を覚える人たちと、嫌な感じを覚える人たちがいるでしょうね。
(それと両方の感覚を併せ持つ人たちも…)
僕は間違いなく後者サイドだし、熊野寮の学生たちも同じサイドだと思ってたのですが…。

最近イスラム国の勢力が、先進国サイドに向けていろいろ仕掛けてくるグローバルジハード(世界聖戦) 。
フランスは己れの風刺文化と表現の自由を守るために、徹底的に闘う決意をしたかのように見えます。
でもそのために、テロを擁護するような風刺をした人間を拘束したそうです。
彼らは何を守ろうとしているのでしょう…。
人質事件に浮足立つ日本社会も、他人事ではありません。

………とすれば、ご近所の熊野寮の学生たちは、何を守ろうとしているのでしょう…。
などと書く僕自身は、何を誰から守る必要があるのかな………。
寒空にいろいろ考えさせられる黄看板です。