コマンドルーム
我夢はガイアの映像をモニターに映した。
我夢
「戦い方を僕は無意識に知っていた」
方向を向き直し
我夢
「光の刃・・・フォトンエッジ」
我夢がフォトンエッジのポーズを半分し終わったその時
敦子
「そこで何をやっているの?」
我夢はポーズを見られて少し恥ずかしい思いをしながら敦子に言った。
我夢
「ごめん・・・ちょっと・・・。」
敦子は階段を下りながら我夢に
敦子
「勝手に計器には触らない!!」
と強い口調でしかった
ぼりぼりと頭をかく我夢
敦子は映像に映し出されている 赤いウルトラマンを見て
敦子
「宇宙人なのかなぁ・・・」
と不思議そうに言った
我夢は冷静に
我夢
「違う・・・」
敦子
「えっ?」
我夢
「そう思っただけ・・・」
我夢は窓に向かって歩きながら言った
我夢
「根源破滅の危機になって彼は現れた。
・・・・地球自身が遣わしたんじゃないかって
そう思うんだ」
敦子
「まるで・・・地球が生き物みたいな言い方だね」
我夢
「そういう考え方もある 地球は”ガイア”っていう生き物」
敦子
「ガイア?」
我夢はウルトラマンの名前を思いついたようだ
我夢
「巨人の名前・・・ウルトラマンガイアってのはどうかな?」
我夢は嬉しそうに言った
我夢
「ガイアってかっこいいと思わない? ね、いいでしょ?」
敦子は我夢に釘を刺した
敦子
「子供の考えそうなことだよ・・・」
そう言い残しコマンドルームを後にした
我夢
「なんだよ、1つしか違わないじゃないか
んだよすぐ子ども扱いして!!」
我夢は光子菅を取り出した
我夢
(ガイアの光・・・なのかな・・・)
そして翌朝
ファイター格納庫
梶尾
「ちょっと俺のSSを見てほしいんだ。
ピッチトルムの補正が強すぎるんで、
もっと拳動をリニアになりませんか?」
整備員
「わかりました、ちょっとじゃあ調整してみます。」
整備をしににSSに向かって行った。
我夢
「あ、ライトニングの梶尾リーダー!」
梶尾
「まだいたのか」
あれ聞いてません?
僕、化学分析担当として正式にXIG入ったんです
よろしくお願いします。」
梶尾
「ここは子供の遊び場じゃない」
・・・・・・
我夢
「すいません あの工具類 ちょっと貸してもらえませんか??」
整備員
「ああ、そこにあるの好きに使っていいよ」
我夢
「ありがとうございます。」
梶尾に向かって一言
我夢
「僕マジです」
梶尾
「・・・・・・・」
自室
我夢
「よし・・・・」
変身家具を作り出し ガイアの光をその中に入れた
我夢
「光を開放するんだから ”エスプレンダー”がいいかな」
手に入れて嬉しそうに言った
我夢
「これでいつも光と一緒だ」
ブザー音が鳴り響く
我夢
「え!」
コマンドルーム
我夢
「どうしたんですか?」
千葉参謀
「今度は何が来たのかね?」
敦子
「GUARDヨーロッパから送られてきた映像です」
モニターには金属のような飛行物体が映し出された
我夢
「ちょっとどいて」
敦子
「なにするの?」
我夢
「画像からだけでもかなりのデータが取れる
光の屈折で材質、密度、精度」
金属の細胞一つ一つが動いていた
我夢
「なんだこれ?」
敦子
「気持ち悪い・・・」
我夢
「こいつは金属生命体の集合なのか?」
コマンダー
「この地球外生体兵器の予測し得る進路は?」
ジョジ―
「・・・・日本・・・・東京です」
コマンダー
「堤チーフ XIG出撃」
堤チーフ
「了解」
千葉参謀
「堤くん 頼むぞ」
堤チーフ
「善処します。」
我夢
「僕も連れて行ってください 僕にだって出来ることがあるはずです。」
コマンダーは敬礼する
堤チーフ
「よし、急げ」
我夢
「はい!」
コマンダーに敬礼する
千葉参謀
「コマンダー、あの我夢という子をどうするつもりだね。
化学分析ならジオベースのラボに依頼すれば・・・」
コマンダー
「この地球を一体・・・何が襲おうとしているのか、
それさえも見極められず
我々は戦いを始めています」
千葉参謀
「それは・・・そうなんだが・・・」
コマンダー
「根源的破滅・・・光量子コンピューターが
予測し得たのはここまでです
アルケミースターズの一人が
このエリアルベースにいます
その事は・・・決して無駄ではありません」
地上
玲子
「巨大生物の出現・・・そしてウルトラマンはどこから来たのでしょう」
テレビ局
玲子が階段を下りてくる
???
「ウルトラマンか・・・・いい名前だ・・・」
謎の青年が玲子言った
玲子
「誰?」
声のする方に振りむこうとすると・・・
???
「振り向くな!!」
と強く言った
???
「テレビの人に言っておきたかったんだ。
ウルトラマンの姿・・・・世界を余すことなく伝えてほしいって・・・。」
そういうと青年は姿を消した
ピースキャリー
神山
「こちらピースキャリー エリアルベースへどうぞ」
敦子の声が電子音で伝わる
敦子
「エリアルベースコントロール」
神山
「ターゲットを捕捉しました
スキャンデータ・・・そちらにも出します。」
我夢
「お願いします
・・・・このままの進路に行くと、日本・・・それも東京です。」
堤チーフ
「どうして・・・」
SS内部
電子音声で堤チーフの声が再生される
堤チーフ
「チームライトニング出撃」
梶尾
「了解、チームライトニング
ファイター1 スタンディングバイ!」
北田
「ファイター2 スタンディングバイ!」
大河原
「ファイター3 スタンディングバイ!」
ピースキャリー
堤チーフ
「ファイター射出」
神山
「オープン オールハッチ」
SS内部
梶尾
「チームファイティングシュート!!」
ファイターが射出される。
梶尾
「ターゲット確認・・・ なんだ? これは!」
ピースキャリー
梶尾の声が電子音で再生される
梶尾
「ターゲットより 微弱な電波感知 転送します。」
堤チーフ
「我夢、解析できるか?」
我夢
「やってみます・・・・ これは!」
電波からガイアの映像が映し出される
解析中に北田と大河原のファイターが撃墜される
我夢
(わかったぞ、どうしてこいつが人みたいな姿をしているのか!
こいつはウルトラマンの姿を宇宙のどこかで見ていたんだ
・・・だから、東京に向かって・・・!)
我夢がベルトを外し、ハッチへ向かう
堤チーフ
「梶尾、無理をするな 帰投しろ」
梶尾
「了解!」
ハッチから我夢が飛び降りる
我夢
「この星は、滅びたりしない!」
エスプレンダーを掲げる
光が解放され、我夢はガイアになった
ガイアがポーズをとる
アパテーも同じポーズをとる
コマンドルーム
敦子
「ガイア・・・」
千葉参謀
「ウルトラマンガイア・・・」
ガイアとアパテーがお互いに向かって走る
アパテーのパンチをよけガイアが背負い投げをする
叩きつけられるアパテー
ガイアが構えなおす
アパテーが起き上がって 体に装甲を身に着ける
ガイアは驚いたがすぐ仕切りなおした
アパテーの胸には ガイアと同じライフゲージがある
ガイア
「!!」
アパテーは走ってくる
そしてガイアをつかみ背負い投げをした
叩きつけられるガイア
そしてアパテーは片腕を鋭利な槍へと変化させた
ガイアは突っ込んでいくがアパテーの一撃に耐えきれず吹っ飛ぶ
起き上がったのもつかの間
アパテーは自らの体を槍状に変え、ガイアを囲むように地面に突き刺さった
ガイアは脱出しようと一本の槍へ攻撃 すると電流が走り出した
苦しむガイア
堤チーフ
「援護しろ」
ピースキャリーの援護で脱出はできたものの、ガイアは地面へと倒れた
胸のライフゲージが青から赤に変わる
アパテーは目の前にいる
ガイアはクァンタムストリームをアパテーに放った
アパテーは爆発の衝撃で姿を消した
それを見届けるガイア
だがしかし、アパテーは生きていた
片手から槍を作り出し、歩きながらガイアに迫る
ガイア
「ぐっ・・・!」
アパテーがとどめを刺そうとした・・・・その時!!
青い光の光線が、アパテーのライフゲージに直撃し、爆破した。
ガイアは背後を振り向いた
そこには、青いウルトラマンの姿があった・・・・
ガイア
「もう1人の・・・ウルトラマン」


